たとえば、北米では牛乳などの液体はもちろん、小麦粉や砂糖など、 液体でないものもカップで計ったりするのでカップの単位はとても重要。 ところが、この1カップっつーのが日本の1カップ(200ml, 200cc)と異なる上に、 同じ英語圏でも国によって微妙に量が異なるので、かなりややこしい! で、結論から言ってしまうと以下の一行となります。
海外の1カップ(8 oz) = 240ml もしくは 250ml
えー!どっちかハッキリしてよ~!って思いますよねぇ・・・。(T_T)
ただ残念ながら、こればかりはお手持ちのカップがどちらなのかを、ご自身で調べていただかなければなりません。 なぜこんなことに?と思って計量カップについてのWikiを読んでみたところ、 まず、1カップ = 250mlというのが、Metric cup、つまり「メートル法を基準にしたカップ」であり、 カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスではこれが標準と書いてありました。 日本もメートル法(グラムやリットルやメートルの単位)を採用しているにも関わらず、1カップ = 200ml、つまりこれは世界的に見れば例外的なことなんですね~。 また、メートル法を採用していないアメリカでは、1カップを8 fl oz(8液量オンス)としているため、 正確には約237mlなのですが、法律で「1カップは240mlってことでよろしく」ってことにしたそうです。 背景にはそれぞれのお国の事情があるのでしょうね。
余談ですが、私が実際にカナダ(バンクーバー)で使っていた計量カップは1カップ = 240mlでした・・・うーん。 カナダって法律でメートル法が導入されたのが1985年で、それまではアメリカと同じメジャーが使われていたそうです。 カナダはメートル法を施行してから歴史が浅い上、多くの物資が国境を越えてアメリカからたくさん入ってきますから、 依然アメリカの影響が強く、パウンドやらオンスやらマイルやらが未だに混在しているものと思われます。(^^;
そんなこんなを踏まえて以下の表と計算ツールを作りましたので、
アメリカ基準の1cup=240mlのカップをお使いの場合は左側のピンクの表を、
それ以外の1cup=250mlのカップをお使いの場合は右側の水色の表を、
という形でご自身の状況に合わせてご利用くださいませ。
(US=アメリカ、CA=カナダ、AU=オーストラリア、NZ=ニュージーランド、UK=イギリス)
| 日本の単位 (ml/cc) |
USの単位 (1cup=8oz=240ml) |
日本の単位 (ml/cc) |
CA, AU, NZ, UKの単位 (1cup=8oz=250ml) |
||
|---|---|---|---|---|---|
| 10 ml | 0.3 oz | - | 10 ml | 0.3 oz | - |
| 25 ml | 0.8 oz | - | 25 ml | 0.8 oz | - |
| 30 ml | 1 oz | - | 31.3 ml | 1 oz | - |
| 50 ml | 1.7 oz | - | 50 ml | 1.6 oz | - |
| 60 ml | 2 oz | 1/4 cup | 62.5 ml | 2 oz | 1/4 cup |
| 90 ml | 3 oz | - | 93.8 ml | 3 oz | - |
| 100 ml | 3.3 oz | - | 100 ml | 3.2 oz | - |
| 120 ml | 4 oz | 1/2 cup | 125 ml | 4 oz | 1/2 cup |
| 150 ml | 5 oz | - | 156.3 ml | 5 oz | - |
| 180 ml | 6 oz | 3/4 cup | 187.5 ml | 6 oz | 3/4 cup |
| 200 ml | 6.7 oz | - | 200 ml | 6.4 oz | - |
| 210 ml | 7 oz | - | 218.8 ml | 7 oz | - |
| 240 ml | 8 oz | 1 cup | 250 ml | 8 oz | 1 cup |
英語のパウンド(lb)も同じく日本人にはあまり馴染みのない重さの単位ですよね。 (ちなみにポンドというのはオランダ語の発音だそうです。) これもイギリス系とアメリカ系でわずかに異なっていたものを、 1958年に協定によって同じ値、1パウンド = 0.45359237キログラム、つまり453.59237グラムに統一したそうです。 このことから、一般的には四捨五入して1 lb = 454 gで計算されたりするようです。 幸い私がバンクーバーにいた時は、グラムの目盛りがついたはかりが簡単に手に入ったので、変換の計算はほとんどしませんでしたが、 地元のスーパーなどでは、お肉やら野菜やらが普通にパウンド単位で売られていました。
パウンド(lb)の一つ下の単位はオンス(oz)で、1 lb = 16 ozです。 ただでさえ10等分ではなく16等分という計算しづらいところに持ってきて、 さらにはこのlbとozが容積と重さの両方の単位として使われるのですから、めっちゃ混乱しそう!って思いませんか? ただ、容積を表す時は重さと区別をする書き方として、1液体オンス(1 fl oz)という表記がありますし、 海外の家庭用のお料理やお菓子のレシピでは、小麦粉や砂糖の分量はカップ(つまり容積)で書いてあることがほとんどなので、 実際にはあまり困ることはないのかもしれません。
例えばバンクーバーでは一般家庭でお料理をする際には、重さの単位の方はあまり使われていなかったという印象があります。 カナダ人の友人たちの中には、クリスマスやイースター、サンクスギビングデーなどにベーキングをする人もたくさんいましたが、 そういう人たちでも重さのはかりを使って材料を準備しているというのはほとんど見たことがありません。あくまで私の個人的な感覚ですが。
私たち日本人がはかりで計る小麦粉や砂糖を、液体と同じように容積のカップで計る海外のレシピって、 な~んかアバウト~!!って思いますが、もしかするとその分お手軽感があるから、海外では誰もが気軽にベーキングするのかもしれません。 その意味では日本人のベーキング=お菓子作りは、はかりを使わなきゃいけないせいでややハードルが高いのかもしれませんね。
ところでパウンドケーキのパウンドは実はここから来ているそうです。 理由は材料をそれぞれだいたい1パウンドずつ使うからとか。 それと、もう一つ豆知識。英語でパウンドはpoundというスペルなのに、記号はlb(小文字のエルとビー)と書きます。 これはラテン語の「リブラ(libra)」から来ており、もともとの意味は「天秤」あるいは「人間が1日に消費する食糧としての単位」だそうです。
| グラム (g) | パウンド (lb) | オンス (oz) |
|---|---|---|
| 100 g | 0.22 lb | 0.01 oz |
| 250 g | 0.55 lb | 0.03 oz |
| 454 g | 1 lb | 16 oz |
| 500 g | 1.1 lb | 0.07 oz |
| 907 g | 2 lb | 32 oz |
| 1000 g | 2.2 lb | 0.14 oz |
初めてカナダでお菓子作りした時、私はこれにズボッとはまりました。 レシピ通り正しく180度にセットしたはずなのに、待てど暮らせど全然膨らまない、どうみてもずっと生地が生のまま。 それもそのはず、そのオーブンは華氏のオーブンで華氏180度は摂氏ではたったの82度だったのですから・・・。
というわけで、海外で華氏(oF: Fahrenheit)かもしれない(笑)オーブンをお使いの方はご注意下さ~い!
| 摂氏 (oC) | 華氏 (oF) |
|---|---|
| 150 oC | 302 oF |
| 160 oC | 320 oF |
| 170 oC | 338 oF |
| 180 oC | 356 oF |
| 190 oC | 374 oF |
| 200 oC | 392 oF |
| 204 oC | 400 oF |
| 232 oC | 450 oF |
| 250 oC | 482 oF |
以上、皆様の楽しいお菓子作りライフのお役に立てれば幸いです☆